出張封印
普通車の名義変更や住所変更の際、ナンバープレートが変わる場合にはナンバープレートに封印をしてもらう必要があるため、陸運局に自動車を持ち込まなければなりません。そのため、手続きを依頼する場合は陸送料がかかります。これは、各種手続き費用の中でも大きなウェイトを占めます。
しかし、自動車を陸運局に持ち込まなくても、行政書士がご自宅等に出張し、新しいナンバーと封印を取り付け、古いナンバーを回収するという制度があります。これが出張封印です。車が移動する陸送料金に比べると、人だけの移動である出張料金は割安です。この出張封印ができるのは、その資格を与えられた行政書士のみです。
個人間の名義変更(移転登録)や住所変更(変更登録)、ご当地ナンバーへの番号変更でナンバーが変わる場合は出張封印を利用することが可能です。但し、自動車販売業者との売買に伴う移転登録・変更登録の場合、出張封印は使えません。そのため、出張封印を実際に利用できるのは限られたケースと言えますが、わざわざ陸送してもらう費用のことを考えると、かなりお得な制度と言えます。適用になりそうなときは積極的に活用しましょう。
■クルマ手続き代行(行政書士)