等級
自動車保険の任意保険は、同じ内容でも「等級」により保険料が上下します。この等級、正式には「ノンフリート等級」といいます。(契約台数が9台以下の契約をノンフリート契約といいます)
等級は1等級から20等級(または16等級)まであり、最大60%割引〜最大60%割増となります。
新規に契約した場合は6等級(条件により7等級)からスタートします。1年間無事故なら(保険を使わなかったら)次の年からは1等級上がり、保険料が少しずつ安くなっていきます。逆に、事故で保険を使った場合は3等級下がります。
この等級は保険会社を変えても引き継がれます。但し、保険契約が終了してから1週間以内に次年度の契約を結ばないと、6等級(スタート)に戻ってしまいます。
等級ごとの料率表(例)
等級 | 料率(+割増:−割引率) |
---|---|
1 | +60%(割増) |
2 | +30% |
3 | +20% |
4 | 0% |
5 | −10%(割引) |
6 | −10% |
7 | −20% |
8 | −30% |
9 | −40% |
10 | −40% |
11 | −45% |
12 | −50% |
13 | −50% |
14 | −55% |
15 | −55% |
16 | −58% |
17 | −58% |
18 | −60% |
19 | −60% |
20 | −60% |
保険を使用した場合の等級
事故で保険を使った場合、次の年の等級が3等級下がり、保険料が高くなります。逆に、1年間無事故なら(保険を使わなかったら)次の年は1等級上がり、保険料が少しずつ安くなっていきます。
但し、保険会社により「ノーカウント事故」「等級据え置き事故」等、等級が下がらない事故例を設定している場合があります。(例:飛び石によるフロントガラス破損)
また、「等級プロテクト特約」を付帯しておくと、保険事故が発生した場合でも等級据え置きとなる場合があります。
なお、事故が続いて等級が下がり、次の年の等級が1等級よりも下になってしまう場合、次の年は任意保険に入ることができません。